おじいちゃんがいるのになんで『おばあちゃんち』っていうの?
コンビニはセブンイレブンが好きです、豚まんです。
先日実家に帰省したのですが疲れました。
帰省ってひとつの家族サービスですよね。
まあ、普段やってる家事とかから一部開放されるので楽させてもらえますけど。
さて、我が家では実家の事も義実家の事も子供を相手に話をする時は
『ばあちゃんち』
という名称を使います。
ありがたい事に両家ともおじいちゃんは健在です。
しかし、例えば実家に帰省する時は
『◯◯のばあちゃんちに行く』
とか、義実家に行く時はも
『◯◯のばあちゃんちに行く』
という風に
『◯◯のじいちゃんちに行く』
にはならないんですよね。
でも一般的にも昔から祖父母の事をおじいちゃんをひっくるめて、おばあちゃんと言ってましたよね。
『なんでだろう?』
勿論、『おじいちゃんち』という家庭もあるでしょうが昔から『おばあちゃんち』が定説で、『おばあちゃんの』という名前がつくものも多い。
『おばあちゃんの知恵袋』
とか
『おばあちゃんのぽたぽた焼き』
とかとか
『おばあちゃんの原宿』
とかとかとか。
『なんでおじいちゃんの原宿とかないのん?』
なんでおじいちゃんのぽたぽた焼きとかないのん?
なんでおじいちゃんの知恵袋とかないのん?
ここまで漠然と書いてきたけどなんかおじいちゃんがかわいそくなってきた…。
まあでもアレだ。
いつの世も家庭の中では女が強いという事か。
考えてみれば昔から家のことは母親が仕切って子育てしてきたから当然子供は母親になつくし、その子供の子供、孫が生まれたら孫の世話はその母、おばあちゃんが一手に引き受けるし下手したら孫は父親よりもおばあちゃんになつく場合もあるし。
はっきり言って世間一般的には孫の育児にじいちゃんの出る幕は財布以外ないという…。
じいちゃんだけでなくおとうちゃんもそうだ。
結婚したら家庭を持つという責任が大きくのしかかるし朝から晩まで働いて家族を養わなきゃいけないし子供で娘が生まれようものなら、成長して
「お父さんくさい!」
とか言われて洗濯物を別にされて邪険にされるし。(一例)
おとうちゃんが一生懸命働いて愛妻弁当かワンコインランチで、つましい昼食で短い休憩をとっている間にも嫁は優雅にママ友と千円越えのランチを満喫してるし。(一例)
そんな生活を20年近くも過ごして子供達が独立しておとうちゃんからおじいちゃんになって、孫が生まれてもなんとなく子供と妻においしいところを持ってかれて退職金や年金も孫にもってかれるし。(一例)
『おじいちゃん、もとい、男って本当に大変ですね…!!』
我が家でも実際、娘がおばあちゃんのほうになついていておじいちゃんの影が薄い。
とはいえ、曲がりなりにもワタシは
『嫁』
ですから、義実家への気遣いはそれなりにあって子供達にはおじいちゃん、おばあちゃんになつくように接する時間を作るようにしたので関係は多分悪くないと思う。
しかし、そこで大変申し訳無いと思うのが実家の実父への態度である。
ご多分に漏れず、我が実家も母親の方が強いという流れでワタシの子供達も祖父よりも祖母の方になついてしまっている。
と、いうことはおそらく一番可哀想なのは
『母方の祖父』
になってしまうのではなかろうか?
(一例)
もちろんケースバイケースなので断定はしないけど、我が家の場合は確実に「そう」でなんだかこう書いてたらだんだんと実父が可哀想になってきた…ちょっと反省。
今度帰省する時は娘に手紙でも書かせようか。
余談だがワタシには兄弟がいるけども、兄弟に子供は無く我が家の子供達しかいない。
そしてさらについでに旦那さんにも兄弟がいるけども、子供はいない。
つまり両家の孫達は我が家の子供達しかいない。
今のままだとウチの長男が両家の直径の跡継ぎになるしかない。
まあ跡継ぎとかいう程の家柄でもないのでアレなんだけども、可哀想なのが我が家の子供達には
『いとこがいない』
ということなのだ。
だからお盆休みに親戚一同集まっていとこたちとバーベキューをしたりとか、いとこたちと遊ぶとか昔ワタシがフツーにしてきた経験を我が家の子供達は出来ないのだ。
かろうじて、再従姉妹(はとこ)はいるのでたまーに遊んだりはするけどなんとなく毎年寂しい帰省をしたりするのだ。
核家族化や少子化が進んで子供の数が少なくなってきた今の時代、我が家の子供達のように、いとこがいないという家庭も増えてくるかも知れない。
子供達にいとことのふれあいとか親戚付き合いとか教えてあげたいけど、こればっかりはな〜。
いとこが達がいない数少ないメリットとしては、お年玉やお盆のお小遣いはそれなりに多かったりするくらいだろうか…。
話が逸れてしまったが、やっぱり
『ばあちゃんち』
がしっくりくるのでばあちゃんちなんだけど次からはおじいちゃんにはお手紙やプレゼントで感謝を形にして伝えてみようかな。
あと旦那さんにも。
そして世の男性諸君には心からのエールを送りたいと思う。