ぐーたら深海魚

暇な主婦のゴロゴロした日常を綴る! 主に家族中心の話題やドラマや音楽の話題なども。

運転免許更新講習で、さだまさしの歌が!教員の趣味じゃなかった!

 

カレーライス(辛口)に生卵をかけて食べるのは嫌いじゃありません、豚まんです。

 

 

こないだ運転免許の更新講習に行ってきました。

ゴールド免許で30分講習さっ!と言いたいのですが、軽微な違反をしてしまったので残念ながらブルーで後日一般講習一時間というコースです。

 

20分くらい前に講習会場に着いたは良いものの早くも席は半分くらい埋まっていて、しかもこういう時は後方の席から埋まっていく事はお約束。

仕方ないので前の席に座って講習開始時間まで大人しく待っておりました。

そして開始時間になって教官のおじさん(冒頭、自己紹介をされてましたがすっかり忘れましたごめんなさい)が入室してきて前列のパソコンを操作してまた引っ込んでいくとしばらくして音楽が流れてきたのでそろそろ始まるんだなーと思ってた。

けど、なんとなく聞いてたら歌声も流れてきて

「んんん!???」

ってなった。

 

 

『こ、コレは紛れもない、さだまさし!!!』

 

 

『なんで?なんでさだまさし????』

 

唐突なさだまさしに軽いパニック状態になって脳内は

 

 

『免許更新更新なう!なぜか講習でさだまさしの歌が流れてるなう!なんでさだまさしなのかわからなくて軽くキョドってるなう!!』

 

 

と、なんちゃってTwitterで呟いてる状態だったわず。

 

『ホントなんでさだまさしなんだろう、もしかして講習が始まる前は緊張するからリラックスしてもらうために流してんの?それにしたって、さだまさしってさっきパソコンいじってた教官さんの個人的な趣味???』

 

 

さだまさしは好きだけど、でもこんな時に流すかなあ、ビミョーだなぁ…

と、これまたなんともビミョーな気分でぐるぐるしてると、さだまさしの優しい歌声がはっきりと聞こえてきて歌の内容も大体どんなものなのかワタシの貧相なTwitter脳もやっと理解し始めた。

 

 

 

『ちがう、コレ多分啓発活動的なヤツだ』

 

 

歌詞が

【たった一度だけ哀しい誤ちを犯してしまったのだ】

とか

【ブレーキが間に合わなかった彼はその日とても疲れてた】

とか

 

 

『ああ、交通(死亡)事故を起こした人の歌なんだ』

 

 

と、分かるようなものだったからだ。

 

聞いていくうちに視界がうっすらとぼやけてきた。

 

【人殺しあんたを許さない】

【彼はひたすら大声で泣きながらただ頭を床にこすりつけるだけだった】

 

 

『ダメだこれアカンヤツや』

 

 

これ以上涙が出ないようにワタシは顔を振り、意識を歌からそらしてわざと他のことを考え始めた。

 

 

『ただでさえ泣けるさだまさしなのにテーマが重すぎる』

 

 

ようやく歌が終わるとワタシは小さくため息をついた。

その歌の事で教員さんから説明があったかどうかは忘れてしまったし、講習の内容も歌の事が気になってイマイチ集中出来なかった。

(ウソです、ちょっと眠かったけどちゃんと道路交通法改正された点とか聞いてました。)

その後もさだまさしのあの歌が気になって帰宅してからすぐに

 

【さだまさし 交通事故 歌】

 

でググってみたら速攻で

 

【償い】

 

とでた。

さだまさしはけっこう好きだったけどこの曲は知らなかった。

簡単に説明すると

 

さだまさし本人の知人の実話を元につくられてた曲であり、交通事故の被害者の妻の体験と事実を元に詩が作られている。

詳しい詞の描写は各々ググって欲しい。(久しぶりの必殺Google丸投げ)

 

 

この曲は

【裁判での引用】

というエピソードもあり、こちらも非常に考えさせられる内容だった。

 

 

去年の平成16年から【交通安全教育での引用】という事で、命の尊さ、

犯した罪への償いをかんがえさせるため、運転免許更新の際の放映ビデオ内で使われているほか、交通キャンペーンにも使用されている。

その際、曲中の加害者の犯した誤ちである「過労運転等」が比較的重い罪(「無免許運転」や「酒気帯び運転」の重いほうと同じ25点)であることがあわせて説明される場合もある。

(主にWikipedia引用)

 

ここまで調べて

 

『何も知らなかったとは言え、今時真面目な講習の場で教官さんの趣味好みの音楽流すのか、しかもさだまさしだなんてチョイスかなりビミョーだなんて思っちゃってごめんなさい。』

 

ってほんきで思いました。

公安委員会ごめんなさい。

 

『でもあの流れで【さだまさし】流されてもなんも知らん受講者はびっくりするって』

 

もうちょっと講習の流れというかせっかくの【償い】なんだから紹介の仕方を考えたほうが…。

調べてみたけど、当初、他の地域では【償い】を流した事による受講後の感想のアンケートも取ったみたいでおおむね好評だったらしい。

 これから免許更新受けられる方は楽しみに、というか【償い】を聴いて日頃の自分の運転を振り返って見て下さい。

 

 

真面目な話、自動車は善良な市民でも一歩間違えば加害者になり人を殺める可能性がある恐ろしい武器なのだ。

交通事故は被害者はもちろん、加害者の家庭まで巻き込む哀しいこと、自動車を運転する人に限らず自転車、歩行者、みんなが交通安全意識を持って行動すれば事故は必ず減るはず。

今回の免許更新講習は非常に有意義なものでした。

改めて交通安全に努めてハンドルを握りたいと思います。

(最近はもっぱら自転車だけど自転車も軽車両で車に分類されるから気をつけないとだめだお!)